はじめまして(^^)
2018年3月に薬学部を卒業し、薬剤師国家試験に合格し、
現在起業し、大分で今までにない薬剤師によるハーブとアロマのショップ
を今年の夏、大分市東春日町でオープンしました!
ハーブショップをオープンしようと思った理由
私がなぜ薬学部を出て就職せずにいきなり起業し、ハーブショップをオープンしようと思った経緯についてお話していきます。
この事業をしようと思った最大のきっかけは
病院、薬局実習の経験です。
6年制の薬学部では病院実習と薬局実習があります。
実習中、生活習慣病の延長線上で病状が深刻している患者さんを多く見ました。
目の前の患者さんに自分がどう関わることがベストであるのか?
この患者さんは何を望んでいるのか?
そのために私には何ができるのか?
ただただ目の前の患者さんを救いたい、そう思いました。
と同時に、この患者さんをもっと早い段階で関わっていればここまでならずに救えたかもしれない、また違った結果であるかもしれない。
病気になる前、未来の患者さんを減らしたい、そう強く感じました。
薬剤師は治療だけではなく予防にも関われる職種であると思うのです。
なぜメディカルハーブなのか?
そんな自分の微力さを痛感し、
自分には何ができるのだろう?
HAPPYてそもそもなんだろう?
患者さんにとってのHAPPYはなんだろう?
自分のHAPPYはなんだろう?
自分が将来仕事を含めどう生きたいのか?
どんなことを成し遂げたいのか?
そんな実習期間の葛藤の中、ヨーロッパで昔から薬効が医療として活用されてきたハーブに着目しました。
そして、ハーブを普段の生活に取り入れることで予防や健康への意識改革につなげたいと思いました。
積極的な健康について呼びかけていき健康長寿社会への実現に貢献したいと考えました。
そしてなにより私がハーブとアロマが大好きです。
植物の力は偉大です。
そんな大好きなハーブとアロマを通して多くの人と関わり、それを仕事にしたいと思ったからです。
メディカルハーブとは
ハーブは薬草と訳されます。
その伝統的に用いられてきたハーブの中でも植物療法(フィトテラピー)として用いられるものをメディカルハーブといいます。
メディカルハーブは、多様な有効成分を含むため、穏やかな効果が期待でき、かつ予防にも役立つ点があげられます。
メディカルハーブには非常に多くの成分が含まれていることから、一点集中ではなく全身にバランス良く作用すると考えられています。
自然の恵であるハーブが体に本来備わっている自然治癒力に働きかけてくれます。
メディカルハーブは大きく、
・抗酸化作用
・生体防御機能調整作用
・抗菌・抗ウイルス作用
・薬理作用
・栄養素の補給
と5つの働きがあるといわれています。
ハーブ×薬剤師
ハーブと薬剤師というとあまりイメージがないかもしれません。
しかし古くからハーブそのものが天然の薬として使われてきた歴史があります。
なので薬剤師がハーブをするというのは実はとても理にかなっています。
また、日本でも西洋ハーブ医薬品である「赤ブドウ葉乾燥エキス混合物」が2011年に承認されました。
ハーブは比較的穏やかな作用を示し、体質改善をしていきますが、薬としても使われるハーブであるからこそ、用法・用量、有害作用や禁忌、薬剤との相互作用のあるものは注意が必要になってきます。
例えば、セントジョーンズワートというハーブは
和名セイヨウオトギリソウとして漢方薬としても使われています。
代表的な効果は、精神安定効果です。
このセントジョーンズワート、医療機関でお薬をもらっている場合、注意が必要です。
薬の代謝は主に肝臓に存在する代謝酵素で行われます。
ある薬とセントジョーンズワートを併用し飲んだ場合、セントジョーンズワートは代謝誘導を起こすので薬の代謝が促進され、血中濃度が低下するため、薬の作用が減弱してしまいます。
セントジョーンズワートのように、強心薬、抗血栓薬、気管支拡張薬や免疫抑制薬、
ピル、抗精神神経薬など、すでにリスクが報告されている組み合わせもありますので、
注意をしなければならない面もあります。
ですので薬剤師として薬との相互作用をチェックしていき、
来ていただいた方に安心してハーブを提供したいと考えています。
(※店舗は薬剤師による店舗販売業の許可と飲食店の許可を取っています。)
していくこと
私が自分の人生をかけて、事業を通して “人をHAPPYにしたい” と思っています。
ひとそれぞれ自分なりのHAPPYがあります。
そのHAPPYであるには心身ともに健康であることが必要だと思います。
その健康にするため薬剤師として、人々の健康維持・増進、病気の予防という視点から包括的、多次元的に捉え、1つのツールとして
メディカルハーブを使うことで健康への意識改革をしていきます。
私たちは普段、病気になってから病院で治療するのが中心です。
しかし、超高齢社会を迎え、人生100年計画がすぐそこといわれるこれからは健康や医療について1人1人が“自分で考える”時代です。
生活習慣病をはじめ病気にならないことを含めた自分の健康について自分自身が積極的に考え、予防していく意識も大切だと思うのです。
私は、薬剤師がもっと「予防医療」に参加し、リードしていくことで治療医療と予防医療の架け橋になれる存在であると思います。
これからのビジョン
私はこれから、“HAPPY LIFE PROJECT”をしていこうと思っており、
その第一弾として、ハーブ、アロマショップを展開したいと思っています。
最後まで見て頂きありがとうございます。